「la Chatière」名の由来

当マンションの名前「la Chatière(ラ・シャティエール)」はフランス語の女性名詞です。
エントランスには西洋カリグラフィー(西洋書道)で←このように表記されています。


意味は「猫の出入口(猫穴)←コレです。」「猫くらいしか通れない細い路地裏道(猫の近道みたいな感じでしょうか)」です。
当マンションのオーナーである私どもは、猫(犬も、鳥も、動物全般、は虫類もいけます)が大好きです。大好きなんです。相当なものです。ところが、当マンションは「ペット不可」です。
もともとペットOK用の仕様(例えば「ラ・シャティエール」が各お部屋の扉についていない、エントランスや各お部屋の玄関先・バルコニーなどにお散歩帰りのワンちゃんの足を洗う場所や、ペット用のおトイレ設置場がない)で建てられていないのが大きな理由です。
同じ住人になりたいペットにとって快適なマンションではありません。人間の好き嫌いの都合でペットに苦痛を強いるわけにはいかないのです。

賃貸マンションである以上、一定の時期で入居者様が入退去をされる宿命をもつなか、入居者様同士の動物に関する考え方も(例え好きな方同士においても)各家庭で違うことも予想され、マンションの取り決めにもとづく一律のルールを守ることは、今度は入居者様自身にもストレスを与えたり、入居者様同士のトラブルのもとにもなりかねません。

先にも申しましたとおり、私供は猫(動物)が大好きです。当マンションを建てるにいたり、猫と住めない日々の選択に相当、悩みました。そして結果、大きな「諦め」を決意し涙しました。その頃、賃貸マンションにおける「ペット可」仕様の建築は相当マイナー思考で、もろもろの条件を考えると選択の余地はそもそもありませんでした。

しかし!諦めきれない想いがこのマンションの名前となったのです。
「la Chatière(ラ・シャティエール)(猫の出入口・通り道)」にしようと。

実際、ご近所には結構な野良子ちゃんがおりまして、「は!」と目をあわせる瞬間も多々あります。私共はそんな出会いすらも愛してやまず、せめてもと、楽しい共存をめざしています。

と、ところが、数年のうちに思いも寄らないことがおきました。野良子ちゃんたちは当マンションを「la Chatière(ラ・シャティエール)」なんでしょ〜♪と通り道にしながら、縄張りを表現するマーキングをしたり、エントランス前の花壇の土をトイレがわりに使うのですp(ToT)q。
夏に入居者様から「異臭がする」とお叱りをうけ、対策をとることになりました。

コレです←。南面の1階バルコニー下は全面土がありますので、封鎖(写真右)。北側エントランス前の花壇には最初、猫よけグッズを置きました。そして今年(2012年)、花を育て上がれないようにしていこうと…。お花は猫にも痛くなく、入居者様の目の保養にもなれば一石二鳥のはず!実は当マンションのエントランス北側にはおしゃべりスペースがございます。日差しの強い夏の朝(写真は朝)、ゴミ出しに出られた入居者様やお子さんと幼稚園バスを待つママが日陰で涼しいこのおしゃべりスペースで和やかに挨拶や会話をされていたり、冬の夕方は逆に西日が暖かく学校帰りの子どもたちがおしゃべりタイムに使っていたりします。このスペースを挟む花壇が猫ちゃんたちのトイレで異臭をはなっていてはいけません。そこで、最初は単純に猫ちゃんたちに覚えてもらおうと「猫よけ」を、そして、今年、そうか!お花だ!という展開になってきているわけです。

余談ですが、「猫よけ」を置いた時にはお子様に危険がないよう掲示板に←こんな貼紙もしました。
さて、花壇は数年のうちにシンボルツリーが根をはり固い土となっています。北側という条件からお花がなかなか育たないかもしれません。園芸も不慣れなため、現在はまだ、数株しかお花は植えてないのですが(お花も育たないとかわいそうなので)、うまく育てられそうなら少しづつ「猫よけ」をやめてお花に変えていけたらと思っています。

当マンションの名前の由来から、猫を愛してやまない想いと猫との共存を目指した日々の工夫を熱く語って、ついつい長くなってしまいました。

入居者様、また入居を検討されて「ペット」の条件で当マンションに決めかねてみえるお客様にご理解いただける内容となっていれば…と思います。猫(動物)、一緒に住みたいです。でも、現状の条件では対応しきれず、「残念」なのです(T-T)。ペットとともにとご検討されているお客様には、ごめんなさいです。













「ラ・シャティエール」は生活スタイルにこだわりをもって
お部屋探しをしているお客様に喜んでいただけるよう、
クオリティの高いお部屋を整えております。
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